福島市には映画館が「イオンシネマ」系と「フォーラム」系が揃っていて、映画好きにはたまらない環境です。
まして高齢者には優しい時代で、普段はシルバー割引を利用して1,100円程度で2時間から3時間の至福の時間を過ごしています。
スリラーやホラー、バイオレンスの映画は苦手なので、これら以外のジャンルから日曜日の夜を中心に、月に1~2回程度鑑賞しています。日曜日に、気分転換に最高な映画を見ると月曜日からの仕事に向かう頑張りがもらえます。
今回は、まさしく仕事に直結する税務署職員が主人公です。なつかしい「マルサの女」(1987年公開)以来、久しぶりに税務署に光があたって、普段うかがい知ることのできない調査官の仕事ぶりもこの映画で知ることができました。
もちろん、この映画に描かれている税務署は実際とは異なります。警察を舞台にした映画が実態と違うことと似ています。ドキュメンタリーではないので、当然ですね。
映画は副題の「マジメな税務職員×天才詐欺師が仕掛ける 予測不能な税金徴収ミッションが始まる」そのものの痛快な展開です。クライムエンターテイメントのネタバラシは、ご法度ですから触れませんが、伏線回収も見事で、まさしくスカッとします。
今年見た映画の中で、私の中では一押しでした。
映画館は、現実ではないファンタジーの世界を手軽に味わえる夢の場所です。
この幸せがこの先も続くように願いながら、一観客として通い続けたいと思います。
(by 大和田)