東京での修業時代を経て福島に戻ってきた際に、冬場に心ひそかに楽しみにしていたことがスキーでした。今以上に人気の冬のスポーツで、首都圏からは夜行のスキーバスツアーが当たり前。休日は長いリフト待ちで1時間に2~3本しか滑れないこともざらでした。
当時は福島市から車で1時間圏内にスキー場が7,8か所あり、昼間の仕事を終えてから同僚とナイターに滑りに行くこともできました。休日は朝の天気を確認してからゆっくりスキー場に行って、帰りに日帰り温泉でのんびり疲れをとる贅沢な楽しみをしていました。
いまは還暦も過ぎ、体力と健康維持を目的に、半日券を使って3時間程度滑るともう満足できます。ゲレンデの混雑もリフト待ちもなく、体調と相談しながらストレスなく楽しんでいます。
恒例の税理士会のスキークラブのスキー旅行が近づいているので、足慣らしも兼ねて隣市の米沢スキー場で今年の滑り初めをしてきました。昨年からの降雪で、雪量も十分な上、雪質も申し分ありません。お父さんを中心にしたファミリーも、コーチに引率されたスポーツ少年団ものびのび滑っています。
この風景がこれからも続いてくれるように願っていますが、この30年間で近くのスキー場は2カ所無くなりました。地方のデパートやゴルフ場と同じ状況です。趣味嗜好の変化と人口減の影響は大きいですが、消えてから残念と思う前に是非、足を運んで欲しいものです。
今のスキー場はしっかり整備が行き届いていて、コブやアイスバーンで苦労することは殆ど有りません。自転車と同じように昔取った杵柄で滑りは体が覚えています。レンタルも充実していてスキーを楽しむ環境も整っていますので、往年のスキーヤーの皆様にオススメです。
(by 大和田)