我が家の長男が今年高校受験を控えているため、初詣を兼ねて山形県高畠町にある亀岡文珠に合格祈願に行ってきました。
亀岡文珠は奈良県桜井市の安倍の文殊院、京都府宮津市の智恩寺の切戸の文殊とともに、日本三文殊の一つに数えられています。知恵をつかさどる文殊菩薩を祀る東北地方稀有の名刹には、合格祈願や学徳成就のために県内外から多くの参拝者が訪れます。正式には松高山大聖寺と言い真言宗智山派に属し、その歴史は古く平安時代の大同2(807)年に徳一上人が、平城天皇の勅命を受けて、中国五台山より伝来した文殊菩薩を亀岡の地に移したのが始まりと伝えられています。山形県出身の私にとっては正に学業の聖地のような場所です。
雪のちらつく中、寒さに震えながらの参拝でしたが、無事に合格祈願と試験合格の「お札」「お守り」「知恵の鉛筆」を購入することが出来ました。そして一口飲めばもんじゅ様の知恵を授かる事が出来ると言われている、お堂裏の「利根水【別名:知恵の水】」もしっかり飲み、受験へ向けての準備は万端です。
帰りには茶屋で一休みして名物のこんにゃくを食べ、少し体を温めてから帰路につきました。
あとは長男が無事に高校に合格し、雪が解け少し暖かくなった春頃にまた亀岡文珠に「お礼参り」に行けることを願っています。
(by T.M)