四半期に1回お客様と経営会議を行っています。最近は人事評価法と育成が議題にあがることが多いです。そんな中、お客様と人材育成や指導法などの話で、青山学院大学の原晋監督の話題となり、偶々MAP経営様の企画で第1回未来会計フォーラム(顧問先様も参加可)が11月17日にあることを思い出し、お客様をお誘いし一緒に参加してきました。
原晋監督は決してエリートではない選手・指導者でした。
青山学院大学というと箱根駅伝からしばらく遠ざかっているチーム。
そのチームをどのようにして連覇のできるまでのチームを作り上げていったか・人財を作り上げていったかの講演会でした。
成功術を何点かご紹介します。
イ)成功するためのポイント
①『30年後の自分』を思い描く
②『半歩先』の目標設定を実践
③『できるための方法』を考える
④本気だからこそ「悔しい」と思える
⑤話をすること 提案することを よしとせよ
⑥大義を揚げ「三割理論」で立ち向かう
⑦「個人と組織」両輪で評価する
⑧「一体感」をもたせる
⑨怒るより「アドバイス」
⑩最後はなんとかなるさ
10項目が示され「誰が言ったかではなく 何が正しいのかを自分の頭で考えて行動すること」「心理的安全性」を確保することが大切と語られました。
ロ)4つのステージ
ステージ1
監督がティーチング・しつけを教える
ステージ2
自覚期 選手のリーダーに教えることを中心として権限を委ねる
監督の方針が末端には浸透しないデメリットはありますが、リーダーには教える側の自覚が生まれる
ステージ3
コーチング期 どんな選手になりたいか投げかけ、監督は答えを教えない。
自主性が生まれるが、自由とはき違え、軽い空気になることもあるので「人としてどうあるべきか」「理念」は伝え続ける
ステージ4
支援型 フィジカルトレーナー・メンタルトレーナー・栄養士など外部指導者を読んで監督は話し合いに参加する サポート中心に
ハ)和を乱すものはみんなを不幸にする
チームの和を乱したり、方針に従わない人がいれば、すべてが不幸になる チームがだめになってしまうため、はっきりとお引き取り頂く。
以上です。
駅伝のチームと経営とは一見すると関係が無いように感じます。しかし、先の自分を思い描く・半歩先の目標設定は、中期経営
計画・単年度経営計画・MAS監査と共通する部分です。
ちなみに経営計画といえば数字の予算を思い浮かべる方もいると思います。数字ばかりではなく具体的に 会社の課題を抽出する ⇒それについて いつ 誰が どのように行動していくかを決める ⇒その実行した結果どのようになったかを検証する ⇒検証のもとに次の行動を改善するものです。数字ばかり追うと長続きできません。
今後の自分自身の考え方やお客様のアドバイスに活かしていきたいと思いました。
研修翌日早速、岩瀬書店八木田店で書籍を購入しました。下の写真です。興味あるかたはぜひ年末年始にお時間ある時に読んでみてはいかかでしょうか。
(by M・S)