確定申告は会計事務所にとっては、繫忙期にあたります。
そんな最中に、白内障の手術をうけました。(体調コントロールが出来ていない点では
社会人として失格かもしれませんが)
先ずは、令和5年夏に受けた健康診断で、目に軽度の異常ありと出たため
眼科での診察を受けました。
当初は自覚症状が無かったものの、軽い白内障と言われ、様子見となりました。
その後、これが引き金になったのかもしれませんが、
目にゴミでも挟まっているのか、ゴロゴロとした感覚がつづき
シャワーで強めに流したりしていました。結果炎症を起こし
眼球が痛くなり、眼科へ通院。
すっかり治ったものの、所々靄がかかる部分が出始まりました。
それにしても、人間の脳はすごいものですね。
白い靄は片目だけだったため、両目を開けて見ていれば
勝手に補正してくれて、きちんと見える状態がしばらくは続きました。
しかしながら、白い靄が段々とひろがり、補正も効かなくなっていき
ついには、片目だけで見た方が、楽な状況まできたため
急きょ、手術に踏み切りました。
当初は、病気のことだから、お医者さんにまかせておけばと思っておりましたが、
所長も同じ手術を受けており、その際に購入された本をお借りしました。
多焦点や単焦点、左右でわずかにピントをずらすなど
とても参考になりました。受ける側がどうありたいかという意志を持っておくことも
大事だと感じました。
片目だけだったため、手術は10分くらいだったと思います。それから1時間後に
眼帯を外され、見えますかと聞かれたものの、その時は手術前と何ら変わらず、
あせりました。治すには寝るのが一番と考え、5時間くらい寝てから起きてみると
徐々に、はっきり、すっきりと見えるようになっていきました。
術後、2日くらいからは、色もかたちも、以前より鮮明に見えるようになりました。
人によって、また術後経過期間によって違いがあるのかもしれませんが、
単焦点で近距離にあわせても、生活上メガネ無しでも困らない距離まで
見えています。
さらには、老眼もはじまってきて、本も見えないときがありましたが
それもなくなりました。
何よりも驚いたのは、色とかたちです。
例えて言えば、テレビがアナログから、地デジに変わった時に
役者の顔の色や、皺などがはっきりしたな、と感じたことを倍にしたような
感覚を覚えました。
うれしくなってしまい、家電量販店に8Kテレビの映像を見に行った時は
頭が、クラクラするぐらい、細かい色を感じました。
芸術の世界に生きている人は、より鮮明に色を認識しているのかな
と考えたりしました。
普段何気なかったことですが
色や、かたちに、あらためて感謝です。
(by N・H)