このコラムでも幾度となく取り上げていますが、暑い夏には程よく冷やした桃を食べる楽しみが一番です。
還暦を過ぎると、幼い頃に父の実家に帰省した際に、甘い桃に感激した記憶がさらに色濃く蘇るようです。
福島では、この時期に郊外の幹線道路沿いにピンク色の「福島の桃」の幟がはためき、否が応でも食欲を刺激します。
今は、主力品種の「あかつき」の最盛期。直売所や果樹園、スーパーや道の駅以外にも、無人販売機でも美味しい桃が手に入ります。お裾分けでいただいたり、有難くお中元で届くこともあり、ほぼ毎日デザートで満喫しています。
たまには、妻の手を煩わせることなく自分で皮を剥いて食べるので、おいしそうに見える剥き方を覚えました。下記の写真の手順で剥くと、とてもおいしく感じられます。
①桃の凹みに沿って、中の種の周りに包丁で切れ目を入れます。
②水の入ったボウルの中で、ゆっくり切れ目をずらして種を外します。
③種を外したら、櫛切りにして包丁で皮を剥きます。熟れていると手で剥けます。
④あとは、きれいに盛り付けしていただきます。
桃にも、りんごと同様に様々な品種があります。福島では、これから「まどか」「川中島白桃」など9月中旬位まで楽しめます。変わり種では、「黄金桃」のような黄色の桃もあり、近くで見かけた際は、ぜひ一度お買い求められることをお勧めします。
(by 大和田)