応援している福島ユナイテッドFCは、J3リーグのカテゴリーでリーグ戦を戦っています。ゆえに、同じリーグの他の17チームとはホーム&アウエーで試合をしますが、J1リーグのビックチームと戦う機会は、普段はありません。
唯一のチャンスが「サッカー天皇杯」です。これは日本全国のプロとアマのチームが天皇杯を目指して戦います。これまで、同じ福島県のライバル「いわきFC」に県大会決勝で4年連続煮え湯を飲まされてきましたが、今年はリベンジを果たして、全国大会へ。
5月21日に秋田県代表のノースアジア大学に大勝して、6月1日の念願の「浦和レッズ」戦へ駒を進めました。相手はアジアチャンピオンの経験もある日本有数の強豪です。でも、何が起こるか分からないのがサッカー。格言「強いチームが勝つのではなく、勝ったチームが強い」のもと、ジャイアントキリング(格下のチームが下馬評を覆して格上を倒す)を信じて浦和駒場スタジアムで観戦しました。
浦和レッズのサポーターは、日本で一番熱いと言われています。観客動員数も群を抜いて多く、浦和駅から試合会場までレッズサポーターの列が繋がっていました。
まだ、コロナ禍で声出し応援は出来ませんが、応援旗が何本も波打つように翻り、選手を鼓舞する太鼓のリズムが響き渡り、応援の拍手が鳴りやまず異空間の熱気です。
試合は、守護神ゴールキーパー山本選手のファインセーブ連発でゴールを死守し、カウンターで相手ゴールを脅かすシーンもあり、一方的な引いて守る戦い方ではなく、観ていて面白い試合でした。残念なのは、相手エースの明本選手の精度の高いミドルシュート1本に泣いたことです。それでも、ユナイテッドの選手達は自信と課題を見つけて次に活かしてくれると信じています。幸いにも上のJ2カテゴリーを目指すべく、6月10日現在リーグ戦では5位と混戦の中、上位をキープしています。サポーターの夢を叶えるべく頑張れ福島ユナイテッドFC。是非皆様も、試合会場でのライブ感を楽しみに応援にお越し下さい。
(by 大和田)