おそらく、小学校時代の国語の授業で習ったもので、今でも思い出す
ものが、3つあります。①スイミー ②クラムボン そして3つめが、
「日常性に薄められた牛乳」というフレーズです。
これは、新川和江さんの詩「わたしを束ねないで」の一文だそうです。
「わたしを注がないで 日常性に薄められた牛乳のように ぬるい酒の
ように 注がないでください わたしは海」と続きます。
解釈が合っているのかわかりませんが、慣れ親しむと有り難み等を忘れて
しまいがちになるという事ですかね。
コロナで最初の緊急事態宣言があった時は、アルコール消毒が当たり前
でした。最近では消毒器が入口の隅の方に行ってしまって、消毒無しに
店内に入っていく姿もめずらしくは、なくなっているのではないでしょうか。
いくら気をつけていてもコロナ罹患者が日に日に増えていくので、
対策疲れとなっているのかもしれません。日常性に薄められていないか、
今一度、自分自身を振り返ってみようと思います。
(by N・H)